capemisakinosakitaro’s blog

仕事を辞めました!

お金持ちは、「心に余裕がある人格者」という話

お金が無いと性格が擦り切れていく。

そういう人間をたくさん見てきた。

貧乏人は心が狭いというのは、経験上から理解はできる。

もちろん貧乏人でも心の温かい人もいるだろう。貧乏だからという理由で、相手の性格を勝手に決めつけないようにとは思っている。

 

反対に、お金持ちは心に余裕があるとよく言われる。この場合、特に「真のお金持ちは人格者」という文脈を伴うことが多い気がする。

なるほど、お金に余裕があれば生活の些細な出来事には動じない余裕が生まれ、結果的に心にも余裕が生まれそうな気はする。

 

でも!

 

この「お金持ち」というのが、見えてこない。

例えば、身近なところでお金を持っていそうなのは、会社の役員連中や社長・会長etc。

自分が見てきた人たちでは、仕事が出来たり世渡りは上手でも、それはうまく他人を踏み台にのし上がってきた連中で、「人格者」には見えなかった。ある種の腹黒さは経営者には必要だと思うし。

 

じゃあ、テレビや雑誌で出てくるような、政治家、スポーツ選手、芸能人、財界の要人などは?

この人たちを見て、人格者だと感じることがあるだろうか?いやない。全然ない。

こういう人たちが寄付とか行っても、自身の体面を保つためとか思ってしまうし。社会において成り上がっていくという過程は、何かを踏み台にして、ライバルを叩きのめして、のし上がっていくものだと思う。そういうイメージと「人格者」は結びつかない。

 

いま挙げてきた人々は、すべて「成金」だから「真のお金持ち」ではないということなのだろうか?

 

本当に存在するのか?「真のお金持ち」という人々は。

少なくとも、私のような庶民の目の触れるところには、生息していないのだろう。

その割には、庶民の間ですらも「真のお金持ちは~」などと語られる機会が多いのはなぜだろう。庶民でも真のお金持ちと接する機会が、そんなに沢山あるんですかねえ?

 

まあ、何にしても、人の属性でその人の本質を決めつけるようなことはしたくないかな。