capemisakinosakitaro’s blog

仕事を辞めました!

株価ってそんなに日常生活に影響する?

ニュース番組の構成にはお決まりのパターンがある。

だいたい、順番には多少の違いがあれど、以下のようなパターンのように思う。

 

・トップニュース

・いくつかのニュース

・特集

・スポーツ

・株価為替(マーケット情報)

・天気予報

 

だいたいこんな感じじゃないだろうか。マーケット情報→天気予報という流れは、だいたい番組の後半から終盤ころに、この順番で固定されているように思う。

ニュース番組のリニューアルはあれど、この構成だけは太古の昔から固定されているように思う。

それこそ私が小学生だった30年以上前からずっと変わらない気がする。

小学生の頃、一番よく分からないのがマーケット情報だった。なんでこんなもんが、毎回固定化されて、天気予報と同レベルのニュースとして流されるんだと思っていた。大人になったらその意義が分かると思っていた。しかし、年を取った今もまだ疑問に思っている。

 

天気予報は、ほぼ100%の人々に影響するから、ニュースとして固定化されているのは理解できる。でも、日経平均がいくらとか、為替が一ドルいくらとかは、関心がある人が下手なニュースよりも全然多いのは理解できるけど、天気予報に比べてしまえば人々に影響する範囲は格段に狭い。それなのに、天気予報と同レベルに扱われているのが、理解できない。私は輸入関係の職種についていたので、為替は気にしてたけど、株価なんて仕事に全く影響はなかった。

 

これはもう資本主義社会の洗脳ではないかとさえ思う。「経済大国(かつての?)に生きる国民として、これくらい天気と同じくらい常識で、国民生活に影響しているのだよ」という種類の洗脳だ。

 

でも、株価が上がったって、多くの国民には影響はない。株持ってる人に限られる。為替は、個人的には株価よりは日常生活に影響を実感できるけど、それでも天気予報と同レベルかと言われればそんなことはない。天気予報と同レベルで日常生活に影響する経済指標として、特に株価は全く適切でないと思う。風が吹けば桶屋がもうかる的論法で日常生活に影響があるのかもしれないが、じゃあ、もっと日常生活に直結している分かりやすい指標を使えよって話だ。

株価よりは、スーパーで売ってる食料品(例えば、パン、野菜、コメ、肉、スナック菓子、飲料など)の特定商品をピックアップして毎日平均価格を流してくれる方が、よっぽど有益だと思う。他には日用品とか、あとは電気代、ガス代、家賃、交通費、水道代などね。あ、それと税金だ。

 

別に株を否定してるわけじゃない。

でも公共の電波で流すにあたって、天気予報と同じくらい定番化されるほどの影響があるのか?って思うのだ。