私は会社に在籍していたときから、一応リクナビNEXTに登録していた。
いわゆる転職サイトだ。転職サイトには他にもマイナビ転職とかDODAとかビズリーチとかいろいろある。
会社に在籍していた時は気づかなかったが、"転職"と言うのは職に就きながら他の会社などに移るイメージだ。無職になって気づいたが、就職活動をするときに、"転職"という言葉がしっくりこない。かと言って、新卒の就活サイトに登録するわけにもいかないのだが。
転職サイトは、あくまで在籍しながら就職活動することが前提の作りになっているように思う。もちろん、無職もたくさん利用しているだろうけど。
無職の人なら共感してもらえるかもしれないが、転職サイトを利用していると、ちょっとした疎外感がある。「あなたはノーマルな社会人からはちょっと逸脱してますよ」というような感覚だ。
求人している企業だって、無職だと色眼鏡で見ているのではないか？
学歴フィルターというのが問題になっていたが、無職フィルターもあるだろう。
もしそうなら、応募したって書類選考で落ちるだけだ。手間ヒマの無駄だし、精神衛生上もよくない。
あえて無職から採用しようという気概のある企業は無いだろうが、在籍しながら転職活動するのだってどうなの？と思うことはある。給料をもらっているのに会社に全力を尽くしていない状態と解釈することもできるからだ。そのパーソナリティってどうなの？と。
無職用の就活サイトがあれば面白いかもしれない。
会社を騙しながら転職活動するような人はいないし、すぐに働くことができる人ばかりだ。仕事内容や待遇に期待できない求人が多くなりそうな気がするが、利用者は少なくとも書類選考で落ちることは少なくなる気がする。
