capemisakinosakitaro’s blog

仕事を辞めました!

「壊れたテープレコーダーのように繰り返す」とは、なんか語呂はそれっぽいけど、よく考えたら変な言い回し。

先日、パワハラ疑惑渦中の某知事が、何度も何度も同じ答弁を繰り返したそうな。

メディアはその様子についてこのような感じで書いた。

 

「まさに壊れたテープレコーダーのように同じ言い分を繰り返した」

 

なるほど、ニュアンスとして分かる。十分伝わる。

一字一句同じで何度も繰り返して言ったんだよね。

 

でもよくよく考えてみると、壊れてる必要は無くないか?

カセットテープとは全く同じ音声データが再生されるのが当たり前なのだから、別に壊れてる必要なくないか?

 

「まさにテープレコーダーのように同じ言い分を繰り返した」

 

→これで十分じゃない?

というより、壊れてる方が同じ再生ができ無さそうなので、むしろ「壊れた」が付いてない方がよりリアルな比喩表現じゃないか?

「壊れた」は余計よね。「テープレコーダー」ときたら枕詞のように「壊れた」が付くけど、よく考えると変だ。

 

って、考えてたら、そもそも「テープレコーダー」もおかしくないか?

なんで「レコーダー」なのさ?

音声が流れてるんだからレコーダーじゃなくてオーディオプレイヤーであるべきじゃない?「ラジカセ」とか「ウォークマン」とか。

つまり正しくは、

 

「ラジカセのように同じ言い分を繰り返した」

 

これが正解!

 

以上。

 

……………。

 

あ!

でも!

思いついた!

もしかして……。

 

もしかしてだけど、この「壊れたテープレコーダー」って言い回し、記者由来なのではないかと、ここまで書いて思いついた!

 

取材する側からしたら、記者会見の音声を録音するから「レコーダー」。そして後で記事を作るとき聞き返してみると「あれ、この知事、何度も同じこと言ってるやん。なんや?テープレコーダー壊れてたのか?」みたいな感じ!

 

考えてみるとそんな気がする。

なんか一人で騒いで一人で解決してしまった気分だわ。

(いや、この記事書き始めたときは、「以上」のところで終わるつもりだったんですよ、本当に。でもそこまで書いてから閃いたんですね。書くと思考が深まりますね)