小物入れを整理していたら、ガリガリ君の当たり棒が出てきた↓
しかも二本も↓
二年前の夏にガリガリ君を大量に買って食べてたのだが、その時の当たりをとってあったのだ。すっかり忘れてたが。
子供のころはガリガリ君は50円~60円くらいだった。今でもスーパーの安売りならそれくらいで買えるが、コンビニなら今は70円+消費税くらいかな。今年の3月からは80円に値上げになるらしい。
昔のガリガリ君は大きかった気がすると思ったら、↓のような表がネットにあった。
やはりガリガリ君は昔の方が大きかったみたいだ。
そして上の表にはないが、「当たり」の割合も少なくなったように思う。
大昔は5~7本に1本くらい当たった感覚がある。今はガリガリ君を大人買いで15本くらいまとめて買うことがあるが、当たらない事の方が多い気がする。価格、量、当たり確率の推移に、時の流れを感じてしまう。
そしてもう一つ個人的に時の流れを感じてしまうのは、「当たりを交換できなくなった」ことだ。
私が子供のころは、近所の駄菓子屋さんでガリガリ君を買っていた。店主のおばちゃんとは顔なじみで、当たったら喜んで交換してもらっていた。でも今ではガリガリ君を買うのはスーパーかコンビニ。店のどこに当たり棒を持っていけばいいのかよく分からない。レジも自動化されてたりするし。個人商店が少なくなりチェーン店に集約されつつある今では、当たりの交換の仕方が分からないのだ。
と、ここまでは交換できないのを、店の形態の変化のせいのように書いた。しかし交換できない一番の理由は、自分がいい年した中年の大人になったからに違いない。当たり付菓子が当たったとき、交換してもらうのが何だか気恥ずかしい。
恥ずかしい理由は、ガリガリ君が子供のお菓子だからではない。ガリガリ君は大人にもメジャーなアイスだ。
なんか食べた後の棒を店に持っていくというのが憚れるというか(コロナもあったしね)、大人がそこまでして交換するのもどうなの?というか……
そういう体面的なことを、余計に考えてしまうようになってしまった。それが大人というものだ。
だから、ガリガリ君が当たってもかつてほどの喜びはない。むしろ処理に困って、小物入れに入れたままにしてしまうのである。
小さい子供がいる人なら、きっと子供を使って交換するんじゃないだろうか。
当たったことがある大人なら、この微妙な感情を理解してもらえる気がする。