私はSFC(スーファミ)のファイナルファンタジー世代だ。
Ⅳ、Ⅴ、Ⅵとやりこんだ。もう30年くらい前の話だ。
初めてやったファイナルファンタジーが、FF4だった。
FFを初めて知ったのは、友達の家でだった。FF4はとにかくBGMが美しくて(ちょうどファミコンからSFCへの過渡期)、衝撃的だった。自分の家でも聞きたくて、FFシリーズにハマった。そして、その記憶が今になって英語の勉強で役立っている。
というのも、FFの武器とか魔法とかは、ドラクエと違って、英語をもじった感じのものが多い。「ファイア」とか「アイスブレード」とかだ。
例えば、FF5の武器で「エンハンスソード」というのがあった。装備すると魔力が上がる、魔法剣士の最強武器である。この「エンハンス」はenhanceである。enhanceは「強める」とか「促進する」の意味だ。「エンハンスソード」のイメージがあったから、enhanceを容易に覚えられた。
また、「アサシンダガー」という武器があった。これで攻撃すると、たまに敵を一撃で倒せる。「アサシン」はassassin。「暗殺者」という意味だから、暗殺者のダガーということになる。
他にも魔法の「ヘイスト(haste)」とかジョブの「シーフ(thief)」とか、単語を覚えるときにFFのイメージと結びついて、中年の固くなった頭でも容易に覚えられる。ああ、これはこういう意味だったんだーとか、意味は知ってたけどこんな綴りだったんだーという感じで。
昔を思い出せば、簡単な英単語(fireとかthunder)もFFでのイメージと結びついて、楽に覚えられた気がする。
ゲームは〇〇時間までとか、ゲームばっかしてないで勉強しろとか口うるさい親もいるかもしれないけど、何の役にも立たないことというのは、なかなか無いもんだね。